今回の学会について

今回は、イギリス応用言語学会(BAAL)の下部組織にあたる、LLT (Language Learning and Teaching) SIGの、2回目の学会でした。「SIG」というのは、Special Interest Groupの略で、日本語では「部会」と呼んだりします。その大本である「イギリス応用言語学会」はかなり大きな組織で毎年9月に学会を行っていますが、「大きい」ゆえに、発表内容が多義に渡り、場合によっては自分の研究と関係のある発表があまりない、ということになりがちです。

「部会」と言うと、なんとなく「下」に見えたりしますが、今回参加してみて、決して質が下がるわけではないということがよくわかりました。むしろ内容がフォーカスされている分、関連する発表が多く、また人数が少ないゆえに、他の参加者とコンタクトを取りやすい、というメリットがあります。大きい学会よりも、むしろ質は高いかもしれません。