2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

イギリス人の「怒り」と日本人の「不機嫌」

2003年6月27日(過去の日記)1956年に初演されたジョン・オズボーンの『怒りをこめて振り返れ』(Look Back in Anger)によって、シェイクスピア劇以降続いてきたイギリス演劇の伝統は新しい時代に突入したと言われています。Look Back in Anger (Faber P…

軽いスランプ?

今博士論文で取りかかっている研究は、大きく分けて2つのパートから出来ています。この前の学会で発表したのはその前半部分で、実際には昨年の夏くらいにはほとんどできあがっていて、その頃の学会でも発表していました。その後、年末はなにかと忙しくて、今…

「感情」を支配する!

2003年5月1日(過去の日記)おそらく大学の頃からだと思いますが、如何にして自分の「感情」をコントロールするか、ということが自分の中であらゆる側面において最重要課題となってきたように思います。例えば、なんらかの試験勉強をしなければならない場合…

留学の目的

2004年05月30日(過去の日記) 「留学の目的」というと、誰もが明確なようで意外とはっきりしてないものじゃないかな、という気がします。僕の場合なら、最終的に博士号(PhD)を取得することに違いないですし、マスターの人なら修士号ということでいいので…

今日から再始動

パリから戻ってきて昨日一日はほとんど何もせずに休んだんですが、まだ疲れが残っているのか、今日も朝からあまり調子がよくなく、漠然とした虚脱感のような変な感覚がありました。なんとなく「風邪かな?」という感じもありますが、それほどしんどいという…

フランス土産

帰りの空港で、ユーロが余ったのでドライソーセージを買って帰りました。 以前パリ土産でもらったものと全く同じものが空港にありました。約20センチほどの長さで14ユーロ。味はほとんど忘れてしまっていて、ただ「おいしかった」ということだけ覚えていまし…

ピカソ美術館へ

仕方がないので、またメトロに乗って今度はサン・ポールにある「ピカソ美術館」へ行くことにしました。「ピカソ」は前回も行ったのですが、こじんまりとした雰囲気がとても気に入りました。 ピカソの絵は、いつも興味深く見ています。最初にまとまって見たの…

オランジェリー美術館へ

ただ、まとまった時間は2日目の午後くらいしかなかったので、どこに行こうか考えた結果、前回改装工事中のため入れなかったオランジェリー美術館に行くことにしました。オランジェリーは大学生の時東京で見たことがあったので(確か、渋谷の文化村だったよう…

パリ小旅行

パリは、伝統的なフランス料理のように、豊潤なるものに溢れている。多くの観光客はあまりにも短期間の間に−ルーブル、エッフェル塔、ポンピドゥ・センター、サクレ・クール、サンジェルマン大通り、凱旋門−すべてを体験しようという間違いを犯し、結局全く…

次の学会発表

パリから戻ってきたばかりですが、応募していた学会発表の審査結果がメールで送られてきました。結果は・・・無事採用でした。今回は、先週発表した学会の親組織であるイギリス応用言語学会の年次大会で、9月にアイルランドのコークであります。人生初の学会発…

あの時の決断

2004年05月31日(過去の日記) 仕事に就くというのは、どのような状況であっても、あなた自身を試すことになるものです。何かの事情で前職を辞し、次の新しい仕事を探さなければならないという時、自分の過去のキャリアや実績にしがみつくのはやめなければな…

明日から・・・

パリへ、2泊3日の予定で行ってきます。あまり時間の余裕がないのでゆっくりと観光する時間はなさそうです。さっきインターネットで、空港までの電車の時間を調べたら、線路工事のため昼まで電車がないので、一旦バスに乗って別の駅まで行かなければいけない…

発表報告

僕の発表は初日の14時から、マーティン・バイゲイトとピーター・スキーアンという二人の大御所の間、ということで、プログラムが発表されてからずっと緊張していたのですが、実際の発表でも、40名ほどの聴衆が集まったことに加えて、マーティン、ピーターの…

今回の学会について

今回は、イギリス応用言語学会(BAAL)の下部組織にあたる、LLT (Language Learning and Teaching) SIGの、2回目の学会でした。「SIG」というのは、Special Interest Groupの略で、日本語では「部会」と呼んだりします。その大本である「イギリス応用言語学会…

サウザンプトンへ

学会の発表のため、イギリス南部の街、サウザンプトン(サウスハンプトン)に行ってきました。学会自体は水曜と木曜日の2日間だけでしたが、初日に発表があり、当日出発だと時間的に苦しいので(さらにイギリスの電車もあまり信用できないので)前日の夕方に…

PhDを「生きる」

2004年10月23日(過去の日記) 黒澤明の初期の名作、『生きる』を見た。生きる [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2003/03/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (124件) を見る家の近所にあるCD・DVDショップで一週間ほど前に買っ…

英語モデルを求めて

2005年7月4日(過去の日記) 「英語を話す」と一言で言っても、実に様々な英語が存在している。最も一般的には、アメリカ英語か、あるいはイギリス英語、という風にどこの国の英語を学ぶかという問題がある。僕自身はイギリスという国が好きで、わりと長い間…

イースター・ホリデイ

イギリスは今日までイースター休暇。イースター・サンデーの昨日は、バスも走らず、店もすべて休業でしたが散歩をすると、広場にはけっこう親子づれで遊んでいる姿が見えました。今日もバンク・ホリデーで休みでしたが、街へ行くと店もほとんど開店していて…

初めての日本語論文

最近日本では「小学校での英語必修化」がちょっとした話題になっています。僕は「早期英語教育」が専門ではないのですが、日本のある大学の早期英語教育科学研究プロジェクトのメンバーに、「経歴にもいいのから」ということでメンバーに加えていただいてい…

Life is ...

2003年9月19日(過去の日記) 「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」僕は何度か頭を振ってから緑の顔を見た。 「たぶん僕の頭がわるいせいだと思うけれど、ときどき君が何を言っているのかよく理解できないことがある」「ビスケットの缶にいろんなビス…

最後?の発表に向けて

この3日間くらいは、ただもうひたすら学会の発表論文を何度も確認して、内容を少し削ったり、言葉を修正したりしてます。別に一日中やっている、というわけではないのですが、学会も間近に迫ってくると、なかなか他のことをやろうという気になりません。本当…

「天狗になってたまるか」

2005年9月14日青年社長(上) (角川文庫)作者: 高杉良,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/04/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 39回この商品を含むブログ (51件) を見る大学卒業後ベンチャーとして始めた会社が、「和民」などを経営し…

パリへ

来週の学会の後、急遽、所用でパリへ行くことになりました。イギリスからパリへは近いにもかかわらず、2年以上前に一度行ったきりです。前回は観光旅行だったので、ルーブル、オルセー、ピカソ、ポンピドゥ、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院とメジャ…

サイトウ・キネンのキセキ

2003年6月4日 日本人は優秀だ、音楽で日本人の時代が来ると言いつづけた斎藤は、卒業生を初めてプロのオーケストラに送り出すときに言った。『シンフォニーの勉強に行っておいで。そのかわり十年後には戻ってこいよ』しかし、卒業生たちがオーケストラ…

日記を転載

これからできる限り「ほぼ毎日」更新しようと思ったのですが、どうしても時間がないときや書くことが思いつかないときは、以前に書いたものの中から転載(一部加筆修正)することにします。

いよいよ本格的に学会準備

イギリスのサウザンプトンである学会まで、今日であと1週間あまりとなったので、いよいよ本格的に学会準備を始めました。と言っても、基本的には去年の秋に発表した内容をベースにして、少し付け足しただけなので、パワーポイントも発表原稿も大体はできてい…

宮本先生の退官によせて

イギリスにいるため参加できませんでしたが、先日洛南高校吹奏楽部顧問の宮本輝紀先生の退官記念パーティが行われました。宮本先生には僕も高校時代はもちろん、大学へ行ってからも、洛南高校が全国大会に出場するたびに、東京での練習会場を探したり、説明…