チャプター7がなんとか完成

最近またまた更新が滞っていますが、そういうときは「論文を書いている」ときが多いです。

イギリスに戻って来てから約2週間は、とにかく書いて書いて、書くだけで毎日が過ぎ去っていきました。そして、やっと、なんとか、完全ではないながらも、チャプター7が書き上がり、今日指導教官に渡してきました。

チャプター6は統計を使って量的な分析を行いましたが、チャプター7はうって変わって質的な分析を行いました。

量的研究の方が、統計法など専門知識がいるかもしれませんが、その分、分析は比較的単純でしたが、今回の質的分析は苦労しました。

極論すれば、統計法では数字上の「重要な違い」だけに注目すれば良いのに対して、質的方法では、得られたデータをどの様に分類し解釈するか、かなりの裁量が研究者に任せられています。それだけに、どうすればいいのか、特に、どこで線を引くかに苦労しました。つまり、重要かどうかは、数字ではなく、研究者の判断にゆだねられるので、なかなかデータを捨てきれず、その結果たくさんのデータを処理しようとしすぎてちょっと混乱しました。

とりあえず書き上げた現在も、まだ納得しきれない、消化不良のような感覚が残るのは、質的研究であるからかなと思います。

ともかく、これで後は、最後の「議論(ディスカッション)」だけなので、ひょっとしたら日本に帰る前に、一通り終わらせられるかもしれません。