2006-01-01から1年間の記事一覧

次の学会発表

パリから戻ってきたばかりですが、応募していた学会発表の審査結果がメールで送られてきました。結果は・・・無事採用でした。今回は、先週発表した学会の親組織であるイギリス応用言語学会の年次大会で、9月にアイルランドのコークであります。人生初の学会発…

あの時の決断

2004年05月31日(過去の日記) 仕事に就くというのは、どのような状況であっても、あなた自身を試すことになるものです。何かの事情で前職を辞し、次の新しい仕事を探さなければならないという時、自分の過去のキャリアや実績にしがみつくのはやめなければな…

明日から・・・

パリへ、2泊3日の予定で行ってきます。あまり時間の余裕がないのでゆっくりと観光する時間はなさそうです。さっきインターネットで、空港までの電車の時間を調べたら、線路工事のため昼まで電車がないので、一旦バスに乗って別の駅まで行かなければいけない…

発表報告

僕の発表は初日の14時から、マーティン・バイゲイトとピーター・スキーアンという二人の大御所の間、ということで、プログラムが発表されてからずっと緊張していたのですが、実際の発表でも、40名ほどの聴衆が集まったことに加えて、マーティン、ピーターの…

今回の学会について

今回は、イギリス応用言語学会(BAAL)の下部組織にあたる、LLT (Language Learning and Teaching) SIGの、2回目の学会でした。「SIG」というのは、Special Interest Groupの略で、日本語では「部会」と呼んだりします。その大本である「イギリス応用言語学会…

サウザンプトンへ

学会の発表のため、イギリス南部の街、サウザンプトン(サウスハンプトン)に行ってきました。学会自体は水曜と木曜日の2日間だけでしたが、初日に発表があり、当日出発だと時間的に苦しいので(さらにイギリスの電車もあまり信用できないので)前日の夕方に…

PhDを「生きる」

2004年10月23日(過去の日記) 黒澤明の初期の名作、『生きる』を見た。生きる [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2003/03/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (124件) を見る家の近所にあるCD・DVDショップで一週間ほど前に買っ…

英語モデルを求めて

2005年7月4日(過去の日記) 「英語を話す」と一言で言っても、実に様々な英語が存在している。最も一般的には、アメリカ英語か、あるいはイギリス英語、という風にどこの国の英語を学ぶかという問題がある。僕自身はイギリスという国が好きで、わりと長い間…

イースター・ホリデイ

イギリスは今日までイースター休暇。イースター・サンデーの昨日は、バスも走らず、店もすべて休業でしたが散歩をすると、広場にはけっこう親子づれで遊んでいる姿が見えました。今日もバンク・ホリデーで休みでしたが、街へ行くと店もほとんど開店していて…

初めての日本語論文

最近日本では「小学校での英語必修化」がちょっとした話題になっています。僕は「早期英語教育」が専門ではないのですが、日本のある大学の早期英語教育科学研究プロジェクトのメンバーに、「経歴にもいいのから」ということでメンバーに加えていただいてい…

Life is ...

2003年9月19日(過去の日記) 「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」僕は何度か頭を振ってから緑の顔を見た。 「たぶん僕の頭がわるいせいだと思うけれど、ときどき君が何を言っているのかよく理解できないことがある」「ビスケットの缶にいろんなビス…

最後?の発表に向けて

この3日間くらいは、ただもうひたすら学会の発表論文を何度も確認して、内容を少し削ったり、言葉を修正したりしてます。別に一日中やっている、というわけではないのですが、学会も間近に迫ってくると、なかなか他のことをやろうという気になりません。本当…

「天狗になってたまるか」

2005年9月14日青年社長(上) (角川文庫)作者: 高杉良,角川書店装丁室出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2002/04/24メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 39回この商品を含むブログ (51件) を見る大学卒業後ベンチャーとして始めた会社が、「和民」などを経営し…

パリへ

来週の学会の後、急遽、所用でパリへ行くことになりました。イギリスからパリへは近いにもかかわらず、2年以上前に一度行ったきりです。前回は観光旅行だったので、ルーブル、オルセー、ピカソ、ポンピドゥ、凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院とメジャ…

サイトウ・キネンのキセキ

2003年6月4日 日本人は優秀だ、音楽で日本人の時代が来ると言いつづけた斎藤は、卒業生を初めてプロのオーケストラに送り出すときに言った。『シンフォニーの勉強に行っておいで。そのかわり十年後には戻ってこいよ』しかし、卒業生たちがオーケストラ…

日記を転載

これからできる限り「ほぼ毎日」更新しようと思ったのですが、どうしても時間がないときや書くことが思いつかないときは、以前に書いたものの中から転載(一部加筆修正)することにします。

いよいよ本格的に学会準備

イギリスのサウザンプトンである学会まで、今日であと1週間あまりとなったので、いよいよ本格的に学会準備を始めました。と言っても、基本的には去年の秋に発表した内容をベースにして、少し付け足しただけなので、パワーポイントも発表原稿も大体はできてい…

宮本先生の退官によせて

イギリスにいるため参加できませんでしたが、先日洛南高校吹奏楽部顧問の宮本輝紀先生の退官記念パーティが行われました。宮本先生には僕も高校時代はもちろん、大学へ行ってからも、洛南高校が全国大会に出場するたびに、東京での練習会場を探したり、説明…

外部審査官が決定

今日先生からのメールで、PhD論文の審査をする試験官の一人がPFさんに(一応試験なので、終わるまでは名前を伏せておいた方がいいと思うのでイニシャルにしておきます。わかる人にはわかると思いますが)決まったということを知らせてくれました。PF…

質問の返信

何本か論文を発表しているので、時々ですが内容に関して質問が来ます(通常、論文の著者紹介のところにメールなど、コンタクト先を書いているので)。もうおそらく一ヶ月以上前にもらった質問(おそらくフランスから)の答えを、今日やっと返しました。僕も…

今日からサマー・タイム

今日は朝の8時に起きたつもりでしたが、パソコンをつけると「9時」の表示で、なんでかなーとしばらく考えて、やっと今日からサマータイムが始まることに気づきました。イギリスは最近までずいぶん寒かったけれど、今日は、天気があまりよくないにも関わらず…

イングリッシュ・ブレックファースト

昨日は、たまにはイングリッシュ・ブレックファーストを食べたいということで、妻と一緒にすぐ近くのカフェへ行きました。値段は飲み物と合わせて5ポンドほど(約1000円)しますが、かなりのボリュームで、この後は夕方まで全くおなかがすきませんでした。

クリス・ブラムフィットの死

たった今学会のメーリングリストで、イギリスの偉大な応用言語学者であるクリストファー・ブラムフィットが先週亡くなった、ということを知りました。ブラムフィットの研究は、最近ではあまりたくさん見ることがありませんでしたが、少し古い時代に大活躍し…

学会プログラム

4月にSouthanmptonである学会のプログラムがメールで送られてきました。 想像以上に有名な研究者の発表が予定されていて驚いたのですが、なによりもびっくりしたのは、なんと同室の自分の発表の前がマーティン・バイゲイト、そして直後がピーター・スキーア…

英語はいつまでたっても難しい

WBCは、見事日本の優勝で幕を閉じましたが、決勝戦を前に報道された王監督とイチロー選手の「バッティング論」についてのやりとりが印象的でした。 王ジャパンの一員になることで、一歩上のステージにも進んだ。米アリゾナ合宿で、悩みを世界の王にぶつけた…

論文の結果

国際学術誌(ジャーナル)に提出していた論文の評価が返ってきました。結果は「いくつかの点を書き直しの上、再提出」。でもコメントからは、非常にポジティブな印象を受けたし、指示通りに書き直せば次回は何とか通るんじゃないか・・・と思います。同じ「再提…

ロンドンへ

今日は昼からロンドンへ行って、春休みで日本から来られているM先生とロンドン郊外のタイレストランで食事をします。夜は一泊して、翌朝僕の奥さんの妹と友人(これまで一ヶ月僕のフラットに滞在していました)をヒースローまで見送りに行ってきます。もし…

推薦状

今回の応募は、大学の先生の推薦状が必要ということで、少し急で申し訳ないと思いながら、僕の担当教官のS先生にお願いしていました。金曜日にメールでお願いしていたら、今日早速「もうできたのであなたのポストに入れておく」という返事が来ました。やっ…

再び書類作成

間近に迫った大学講師の応募がいくつか重なってあるため、週末からずっと書類作成に取り組んでいます。大体どこでも提出する書類は決まっていて、これまでの業績書や論文のコピーに加えて、「教育や研究に対する抱負」をまとめた文書の提出を求められます。…

フィルハーモニア・オーケストラ・コンサート

最近寒い寒い、と思っていたら、今日はついに雪が降り始めてしまいました!昨日は大学内のArts Centreにあるホールでフィルハーモニア・オーケストラ(シャルル・デュトワ指揮)のコンサートに行ってきました。プログラムは 「さまよえるオランダ人・序曲」…