推薦入試

今日は大学の推薦入試があったため、休日にも関わらず大学へ。いつもの郊外のキャンパスではなく、今日は街中にあるもう一つのキャンパスだったため、車ではなく地下鉄を乗り継いで行った。引っ越し以来、街中に出てくることがほとんどなくなったので、久し…

ブログ再開

作家の古井由吉が、人の日記は「読んでいてもっともおもしろい」と書いています。「人はそれぞれのありように従って、長年の日記の中でこそ文章の極致に淡々と踏み入る、と私は見る者だ」とも書いています。古井由吉のような、すぐれた眼力の持ち主がそうい…

指導教官の来日

東京・大阪のブリティッシュ・カウンシルでのセミナーのため、指導教官の一人、AMP先生が来日した。東京・大阪のどちらにいこうか最後まで迷ったが、東京の方はMK先生も同じセミナーでの発表に来られるし、他にも数名知っている方が聴衆で来られる予定…

旅の終わり

3月12日(月)ロンドン着 3月13日(火)ウォーリック大学へ 3月14日(水)セミナープレゼンテーション 3月15日(木)mock viva3月16日(金)いよいよviva当日。11時頃大学に到着。先日閉じた口座のお金を受け取りに銀行へ行った後、縁起を担…

日本語で専門書を読む

最近、日本語で書かれた専門書を読むのにはまっている。数年前、イギリス留学前には日本語で書かれた専門書は質・量ともにイマイチな感じがして、以来99.9%専門書は英語で書かれたものを読んできた。しかし、つい先日丸善でたまたま見つけた本を読み始めて…

ディタッチメントの精神

科学的世界観とは、理想的には、あたかも「神の視点」に立ったかのように、自らの立場を離れて世界を見ることによって成り立っています。そのことを科学者たちは、「ディッタチメント」(detachment)をもって対象を観察する、と表現します。・・・ディタッチメン…

ご無沙汰しています。

前回の日記から実に半年以上が過ぎてしまいました。その間大きな環境の変化があり、その刻々の記憶、感情を記録しておきたいと思っていながら、なかなかきちんとした時間を作れず、気がついたらすでに2月。時間の経過の早さに驚きます。その後イギリスから帰…

コース・コーディネーター

急に先生が一人抜けることになったので、急遽来学期から一年生向けライティングのコーディネーターを引き受けることになりました。1,2年生の授業はほとんどが必修のため、同じ内容を数人の先生が教えますが、不公平がおきないようにカリキュラム内容は基本…

最後のロンドン、最後のコンサート

ポルトガルから帰国後は、3日間で論文の「結論」を書いて急いで提出し、その翌日に最後のチュートリアルを終了しました。この「最後のチュートリアル」についてはまたの機会に書くとして、今回は片付けの合間を縫って行った、最後のロンドン旅行について書き…

ポルトガルから帰国

ポルトガルのリスボン行ってきました。わずか4日間の旅の上、到着したのは夜の12時、帰りの飛行機は夜中の2時、ということで、実際はかなり短い旅でしたが、ポルトガルののんびりした空気でかなりリフレッシュできました。また詳細は近日中に、写真とともに…

週末の生活

最近は、平日は毎日朝から夕方まで学校の研究室で論文を書き、週末は自分のフラットで論文を書く、というペースが続いています。学校へ行くたびにいちいち本を持って行ったり、それを置いてきて家で必要な時に使えなかったり、と不便なこともありますが、場…

ポルトガルへ

来週、数日間ポルトガルの首都リスボンへ小旅行へ行くことになりました。イギリスにいるのもあと半月程度になって、今のうちにどこかヨーロッパ旅行をしようということで、いろいろ考えていたのですが、日本からなかなか行かないだろう、ということでポルト…

本とのつきあい方

2005年6月23日(過去の日記) 「大分御集めになりましたね」と美禰子が云う。「先生これだけみんな御読みになったですか」と最後に三四郎が聞いた。 三四郎は実際参考の為め、この事実を確かめて置く必要があったと見える。「みんな読めるものか、佐々木なら…

イギリスから笑顔が消えた日

2005年7月7日(過去の日記)2日前のことですが、ロンドン地下鉄テロから1年、ということがさかんにニュースで流れていました。今ではずいぶん遠いことのように感じてしまいますが、わずか1年前の出来事でした。ちょうどその時に書いたブログがあるので、自分…

チャプター8が完成!

またまた久々の更新になってしまいました。イギリス生活も最後なので、今の心境をしっかりと綴っておきたいと思うんですけど、論文がかなり佳境に入っているので、なかなか書けないですね。多分、英語と日本語という違いがあるとは言え、「書く」という点で…

チャプター7がなんとか完成

最近またまた更新が滞っていますが、そういうときは「論文を書いている」ときが多いです。イギリスに戻って来てから約2週間は、とにかく書いて書いて、書くだけで毎日が過ぎ去っていきました。そして、やっと、なんとか、完全ではないながらも、チャプター7…

研究活動再開

イギリスに帰ってきてからずっと更新が滞ってしまいました。日本に一時帰国した際、9月から勤務予定の大学に行っていろいろ話しをさせてもらいましたが、その中で、できるだけ早く学位(PhD)を取るように指示を受けました。ただ、具体的にいつまで、と明示さ…

イギリス帰国

報告が遅れましたが、先週イギリスに帰国しました。2週間の日本滞在はあっと言う間に終わってしまいました。福岡と京都で友達と会った以外は、9月から勤務予定の大学を訪問してきました。そのついでにいろいろと物件も見て、運良くいい部屋が見つかったので…

イギリスの「食生活改革」

2005年03月10日(過去の日記)最近ひそかに毎回楽しみにしている番組がある。チャンネル4で毎週水曜日に放送されている「ジェイミーズ・スクール・ディナーズ」だ。http://www.channel4.com/life/microsites/J/jamies_school_dinners/index.htmlこれは、あ…

いよいよ明日一時帰国

いよいよ明日から2週間日本へ一時帰国します。本来は就職面接のため緊張した状態で帰るはずでしたが、別の大学からオファーをいただいて受けることにして、予定していた面接は辞退させていただいたので、結局ただのホリディになってしまいました。もちろん飛…

「長居」は禁物?

今日は朝から一日中ぱっとしない天気・・・。というわけで、なんだかいろいろなことを考えてしまいます。もうすぐイギリスから引き上げてしまうのは寂しい限りですが、その一方で「今が環境を変える時期かな」という気持ちも強く感じています。もうかれこれ、中…

最後の日は突然やってくる

日本の大学での仕事が決まって、次の瞬間わき上がってきたのはイギリスでの生活が後わずかで終わってしまうという思いでした。仕事が決まるまでは、フェローの仕事は今年の9月で終わると言っても、なんとなくその後もいるような気がしてましたが、いざ決まる…

記念すべき日

無事オファーをいただけるというメールを受け取ったとき、なにより率直に感じたことは、「ああ、よくここまできた」という感慨と安堵が入り交じった気持ちでした。6年前に、当時勤めていた会社を辞したとき、「大学で働く」ということが将来の目標ではありま…

面接結果

昨日のことですが、先月パリで面接を行った大学(日本の大学です)から、無事、専任講師(アシスタント・プロフェッサー)のオファーをいただきました。面接後すぐに連絡がなかったので若干心配しましたが、ゴールデン・ウィークを挟んでいたので、その意味…

模擬授業

面接のため日本に戻ることになっていましたが、今日、その面接に加えて、「大学生に、英語で英語を教える模擬授業を行う」という連絡をもらいました。授業はウォーリックでもやってきましたが、言語学や教授法の、いわゆるアカデミックな内容ばかりだったの…

スタンドバイ・チケット

今日は大学内のアーツ・センターであるロンドン交響楽団(LSO)のコンサートに行ってきます。さっきボックス・オフィスにスタンドバイ・チケットを買いに行って、無事に入手できました。「スタンドバイ」というのは、フルタイムの学生、高齢者が前売りで残った…

日本へ一時帰国

先日パリで大学の面接を受けてまだ結果は出ていませんが、別の大学から面接ということで、日本へ一時帰国することになりました。ただ研究の調子が出てきたところですので、長くてせいぜい2週間くらいまでの滞在になるかなーと思います。

チュートリアル

今日は久しぶりのチュートリアルでした。「チュートリアル」というのは、研究について指導教官と学生が一対一で相談をする時間で、イギリスの博士課程の中核(あるいは全て?)を成すものです。内容は、研究の段階、先生の指導方針によって千差万別ですが、…

休日に学校へ

今日イギリスはバンク・ホリディで休日でしたが、週末の調子がイマイチだったので、今日は大学のオフィスで分析の続きをすることにしました。休みの日に大学へ行くのは、若干の「決心」が必要です。というのは、まず(1)普段なら10分おきに出ているバスが…

イギリス人の「怒り」と日本人の「不機嫌」

2003年6月27日(過去の日記)1956年に初演されたジョン・オズボーンの『怒りをこめて振り返れ』(Look Back in Anger)によって、シェイクスピア劇以降続いてきたイギリス演劇の伝統は新しい時代に突入したと言われています。Look Back in Anger (Faber P…